文京映画祭 - 東京都文京区が開催する映画祭
お知らせ

3/4(土)特集上映会

3月4日(土)は特集上映会です!
見応えある招待作品3作品をはじめ、文京区名誉区民 高野悦子氏の紹介映像やソプラノ歌手によるミニライブもございます。 以下に上映作品をピックアップしてご紹介します。 ぜひご参考に。

「ユキエ」

アルツハイマーに冒された日本人女性と、彼女を献身的に支えた米国人男性との深い夫婦愛を描いた作品。1993年に芥川賞を受賞した吉目木晴彦の小説『寂寥郊野』を、新藤兼人が脚色した、松井久子初監督作品。倍賞美津子が異国の地でしなやかに生きる日本人女性を熱演。 パートナーがアルツハイマーになったら、どうしますか。そんな誰にも起こり得る孤独や心の葛藤が胸につきつけられる作品。

〜ストーリー〜
山口県萩出身のユキエは駐留米兵のリチャードと結婚してアメリカに渡った、いわゆる戦争花嫁。リチャードの故郷、ルイジアナ州バトンルージュに来て既に40年以上たち、二人の息子は成長して家を離れ、夫婦水入らずの静かで穏やかな日々を送っていた。そんな中、ユキエにアルツハイマーの症状が現れる。異変に気づいた夫は懸命に支えようとするが、徐々に病気は進行していく。

監督:松井久子、原作:吉目木晴彦、脚本:新藤兼人 (1997年・93分)

「ザ・テノール 真実の物語」

「100年に一人の声を持つテノール」(イギリス・タイムズ紙)として名を馳せた実在の韓国人オペラ歌手、ベー・チェチョルを襲った悲劇と再起の物語。絶望に打ち砕かれ生きる希望を失った彼を信じ、諦めずに支え続けた日本人音楽プロデューサーを伊勢谷友介が熱演している。原題にもなっているリリコ・スペント(繊細さと力強さを兼ね備えた希有な歌声)で人々を魅了してきたベー・チェチョル本人の美しい歌声が聞ける。

〜ストーリー〜
美しい歌声でオペラの本場ヨーロッパの観客を魅了していたベー・チェチョルは、ガンで声を失う。突然の悲劇に絶望する彼を、日本人音楽プロデューサーと妻が懸命に支える。「もう一度、歌いたい」―そう切望して臨んだ、人生を取り戻すための手術。果たして彼は再び舞台に立つことができるのか・・・。

監督:キム・サンマン、原題:The Tenor Lirico Spinto (2014年・121分)

インド映画「きっと、うまくいく」

インドで大ヒットを記録した、大学時代の親友三人が織りなす感動ドラマ。抱腹絶倒の青春コメディーでありながら、ミステリー仕立てでもあり、インドの加熱する学歴競争といった社会問題もしっかり描く。笑いあり涙あり、さらにインド映画お決まりの歌とダンスもしっかり楽しめる。鑑賞後の爽快感には定評あり。主演はインド映画の大スターであるアーミル・カーン。

〜ストーリー〜
インドのエリート集団を輩出する超難関大学の寮のルームメイトで何をするにも一緒の三人。しばしばバカ騒ぎをして、学長等から”3 idiots”(三バカ)と呼ばれ目の敵にされる。しかしそのうちの一人が卒業後行方不明に。いったいなぜ?

監督:ラージクマール・ヒラニ、原題:3 idiots (2009年・170分)