文京映画祭 - 東京都文京区が開催する映画祭
こどもの部

小学生の映画制作プログラム第2回「シナリオづくり」

1月16日は、小学生の映画制作プログラム「文京☆こどもと映画のとびら」3連続講座の第2回「シナリオづくり」でした。そう、いよいよ、映画制作のスタートです!

テーマは「ネコ」

この日は最初から撮影チームに分かれて座りました。学校や学年の違うお友達と同じチームでちょっととまどっていたこども達も、ウォーミングアップと称して簡単なゲームをすると一気に打ち解けて遠慮なく名前を呼び合えるように。その勢いでチーム名まで決めてしまいました。 そして本題。まずは前回のおさらいをさらっと。そしてテーマの発表。「ネコ」。何かしらの形でネコを出すこと、それが今回の映画制作の唯一の条件です。 大きな模造紙に起承転結の枠をつくり、思いついたことを付箋で貼って行きます。最初はコソッと小さな声でつぶやいて、みんなの反応がよくないとアイディアを引っ込めるという子が多く見られましたが、そんな子も徐々に付箋に書くように。そうやって集めたチームのみんなのアイディアをつなげてあらすじをつくりました。

あらすじが出来た!中間発表。

だいたいのあらすじができたところで中間発表。が、なんとどのチームも似通ったお話。「他のチームと同じでいい?かぶったらいやな人もいるんじゃない?」との講師の問いかけに、みんな「いや!」。「じゃあ変える?」と聞かれると「うちは変えない!」と。既にそれぞれ思い入れがあるようで。1チームだけ、別のお話に変更し、残りの2チームはストーリー展開・演出で差別化することに。 あらすじができたところで「絵コンテ」づくりに移ります。講師より、前回学んだ「カット割」を意識してね、との声かけがされます。お絵描きで遊ぶことの少ない男の子たちが、手際よく作画に取り組んでいたのが印象的でした。

最後に撮影プランをたてました。役割だけでも、監督、カメラマン、音声、衣装、小道具、そしてキャスト等々、いろいろあります。動物が出てくるシーンや車が爆発(!?)するシーンなど、どうやって撮影するか悩ましいところも考えておかないといけません。でもどうにかこうにか、次回撮影時の持ち物まで決めることができました。

朝10時から夕方16時まで、ちょっといつもと違う頭の使い方をしてみんなクタクタになっていましたが、それぞれよく頑張ったと思います。 次回はドキドキの撮影です。